トヨタ自動車がサイバー攻撃の影響で、国内全工場の稼働を一時停止することが2022年2月28日、明らかになりました。
情報によれば、原因は同社に部品を供給するサプライヤー企業にて発生したサイバー攻撃によるものです。攻撃の影響で部品管理に使用しているトヨタのシステムに影響が生じたため、工場を停止せざるを得ない状況に陥ったものと見られます。
記事公開時点で、具体的な影響範囲や復旧期間は明らかになっていません。ただし、見通しとしては停止期間は1日~2日程度とのこと。同社は今後、再稼働に向け対策を進めるものと見られます。
経産省らはサイバー攻撃の増加懸念
経済産業省や金融庁は2022年2月に入り、情勢的にサイバー攻撃が増加する懸念があるとして、注意を発していました。
経産省らは具体的な情勢について触れていませんが、2022年2月はロシア-ウクライナ間の戦争が激化しており、両機関の懸念に含まれているものと見られます。
今回確認されたサイバー攻撃が戦争に関連したものであるかは不明です。ただし、サイバー攻撃の激化は引き続き懸念されており、今後も警戒が必要と見られます。
参照トヨタ、国内全工場を停止へ 部品会社にサイバー攻撃/日本経済新聞