無料セキュリティ対策に不安がある企業必見！「セキュリティ対策無料相談窓口」

画像：社会福祉医療法人　大雄会より引用

総合大雄会病院等医療機関を運営する大雄会は2022年2月9日、同法人の端末が「Emotet（Emotet）」系統のマルウェアに感染したと明らかにしました。

大雄会によれば2022年2月8日、組織内で実在部署あるいは実在職員名を名乗る不審なメールの送受信履歴が確認されました。事態を把握した同法人が調査を実施したところ、組織内の一部端末がEmotetに感染したことにより、端末内に記録されていたメールアドレスおよびメール送受信履歴の流出が判明しました。

大雄会はマルウェアへの感染を受け、直ちにマルウェアの検出および削除を実行しています。しかしながら、既に情報を引用した不審メールが発生していることから、情報流出は避けられないものと見られます。

アドレスや添付ファイルに注意するよう呼びかけ

Emotetはメールに添付されたオフィス系ファイルなどを通じて感染を広げることで知られているマルウェアです。

感染後は端末内のメールアドレスや送受信履歴を窃取し、実在する人物になりすましたメールを送信することから、対策の難しさが課題となっています。

大雄会においても今後、同会の組織や職員を名乗る不審メールが取引先等に送信される可能性を指摘。送信元のメールアドレスや添付ファイルに注意するよう呼びかけました。

参照当会パソコンへのウイルス感染に伴う不審メール発生に関するお詫びとお知らせ/社会福祉医療法人　大雄会

危険なマルウェア「Emotet（エモテット）」とは？脅威や手口・対策まで解説

2019.11.12

Emotetは、非常に感染力・拡散力が強いマルウェアの一種です。Emotetは単体で動作するのではなく、あらゆるマルウェアを感染させる"プラットフォーム"としての役割を持ちます。Emotetに感染することで、約1億円もの被害にあった事例もあ

非公開: Emotet に感染した場合の対処法とは？感染経路や被害調査法を解説

2020.8.25

※この記事は2024年2月に更新されています。 Emotet（エモテット）は、「なりすましメール」を通じて感染するマルウェア（安全上の脅威となる悪意あるソフトウェア）の一種です。このマルウェアは、過去に数多くのサイバー犯罪で利用されて