
画像:秋葉山公園県民水泳場より引用
和歌山県は2022年1月28日、同県がTSAグループを管理者に指定し運営している秋葉山公園県民水泳場にて、水泳場が保有する端末がマルウェア「Emotet(Emotet)」に感染したと明らかにしました。
和歌山県などによると、過去水泳場とやりとりした利用者から「水泳場を名乗る不審なメールが届いている」と連絡が入ったとのこと。その後、管理側が調査したところ、水泳場が保有する端末がEmotetに感染している事実が判明しました。
管理側が調査したところ、感染により情報流出の懸念が生じています。流出対象となっているのは、過去水泳場の代表メールと直接やりとりした利用者のメールアドレスや本文内容約2,000件で、県などは流出情報を悪用した形のサイバー攻撃が懸念されると注意を発しています。
実在人物名乗る不審メールの可能性
Emotetとは、メール添付のURLやオフィス系拡張子のファイルに紛れ込み、情報流出を引き起こすことで知られているマルウェアです。
感染後は対象のメール送受信履歴や本文データを引用して、実在する組織や人物を名乗り不審なメールを送信することで知られています。実在する情報を引用する形であるため被害側が自衛しにくく、被害拡大が懸念されているマルウェアです。
和歌山県などは今後、対象者において、実在する水泳場の担当者などを名乗る不審なメール攻撃が発生する事態が想定されると発表しています。対象者に謝罪するとともに、施設を名乗る不審なメールが届いた場合も、迂闊に開封しないよう呼びかけました。
参照不審メールに関するお詫びとお知らせ/秋葉山公園県民水泳場
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- 3-1.ランサムウェアによる被害
- 3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
- 3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
- 3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
- 3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
- 3-6.内部不正による情報漏洩
- 4.情報漏洩事件・被害事例一覧
- 5.高度化するサイバー犯罪
- 5-1.ランサムウェア✕標的型攻撃のあわせ技
- 5-2.大人数で・じっくりと・大規模に攻める
- 5-3.境界の曖昧化 内と外の概念が崩壊
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