群馬県の前橋市消防局は2021年11月30日、緊急車両を運転するために必要な資格試験の問題を不正アクセスにより入出したとして、市の消防局南消防署に所属する20代の男性職員を懲戒処分したと明らかにしました。
情報によると処分を受けた男性職員は自ら学習した技術を利用して、問題作成者である担当係長の端末に不正アクセスを仕掛けたとのこと。ところが、問題入手後に別の職員に情報を手に入れたことを漏らしたことにより発覚しました。
前橋市によると、職員は動機について「試験勉強が思うように進まず不安になりやってしまった」と述べているとのことです。
3か月の停職処分
前橋市消防局は不正アクセスの発覚に伴い、男性職員に停職3か月の処分を決定しています。
また、試験情報が事前に流出してしまった事実を受け、予定されていた試験問題を別の問題に作り変える対応を取っています。
参照「不正アクセスで資格試験の問題入手 消防士に停職3か月の処分/NHK NEWS WEB」