東京都委託先事業者が誤送信、中央卸売市場関係者のアドレス33件流出|サイバーセキュリティ.com

東京都委託先事業者が誤送信、中央卸売市場関係者のアドレス33件流出



画像:東京都中央卸売市場より引用

東京都の東京都中央卸売市場は2021年10月15日、東京都が進めている輸出力強化の環境整備に向けた支援業務の委託先事業者「キャリア・コンサルタント協同組合」にて電子メールの誤送信が発生し、誤って事業に参画する市場関係者33名のメールアドレスを流出させたと明らかにしました。

東京都中央卸売市場によると、委託先事業者は2021年10月15日、事業に参画する市場関係者らに向けBCC形式での外部一斉メールを送信しました。ところが、担当者は電子メールの本文を入力する際、誤ってBCC欄に入力したメールアドレスの一覧を本文中に添付したまま送信するミスを起こしたとのこと。

これにより、本来は公開すべきでない事業に参画する市場関係者ら33名のメールアドレスがお互いに表示されてしまう事象が発生。送信後、委託先事業者から東京都にミスの報告があり発覚したとしています。

委託先事業者に再発防止策の報告を求める

委託先事業者のキャリア・コンサルタント協同組合は誤送信判明後、送信先となった33名に個別に連絡を取り謝罪しました。また、誤送信メールへの対応として、各人にメールの削除を依頼しているとのこと。

なお、東京都は今後の防止策として委託先事業者に対し再発防止策を報告させた上で「個人情報の管理、メール送信の方法、事故発生時の対応について監督指導を行う」と発表しています。

参照個人情報(メールアドレス)の漏えいについて/東京都


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