神戸市児童館2館で誤送信、職員や保護者らのアドレス流出|サイバーセキュリティ.com

神戸市児童館2館で誤送信、職員や保護者らのアドレス流出



画像:神戸市より引用

兵庫県神戸市は2021年8月23日、市の児童館担当職員が所属職員および保護者らに向け発信した電子メールについて誤送信が発生し、対象者のメールアドレス合計226件が流出したと明らかにしました。

発表によると、神戸市では2021年8月19日に気象警報が発令されており、職員が児童館の閉館を伝えるために所属職員および保護者らに向け連絡メールを外部一斉形式で送信しました。ところが、児童館2館においてメール発信を担当した職員が送信形式を指定する際、送信先のアドレスを表示してしまう「宛先(To)」形式で送信するミスを起こしたとのこと。

これにより、送信先となった職員および保護者間でお互いのメールアドレスが表示される事態が発生。担当した職員が送信後にミスに気付き報告したため、流出が明らかになりました。

状況切迫でチェック困難の可能性

神戸市によると、市では個人情報保護に関する規定の1つとして、外部一斉メールを送信する際は複数名の職員で内容を確認するよう定めていました。

しかし、今回の送信においては規定が守られておらず、結果として流出が発生したとのこと。市は守られなかった理由として、閉館通知メール発信時、既に児童が来館しはじめるなど状況が切迫しており、ダブルチェックを担当する人員の確保が難しかったことをあげています。

なお、神戸市は誤送信先となった職員および保護者らに謝罪。さらに誤送信メールの削除を依頼しています。

参照神戸市立児童館における電子メールの誤送信について


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