製薬会社日本法人が不正アクセス被害、約6万件の個人情報流出|サイバーセキュリティ.com

製薬会社日本法人が不正アクセス被害、約6万件の個人情報流出



画像:ベーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパン株式会社より引用

ドイツの製薬会社ベーリンガーインゲルハイムの日本法人ベーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパン株式会社は2021年7月30日、同社が提供するノミダニフィラリアサイトの運営委託先のサーバーが何者かのサイバー攻撃を受け、登録ユーザーの情報約5万件および登録獣医師の情報約1万件に流出の可能性があると明らかにしました。

同社によると2021年6月25日に日本警視庁より「同社保有情報と見られるデータがインターネット上に流出している可能性がある」と指摘を受けたとのこと。

これを受け、同社が事実関係を明らかにするためセキュリティ専門家の協力のもとに詳細調査を実施したところ、記事発表時点で原因の特定には至っていないものの、同社およびサイト運営委託先が過去に運用していた旧サーバーから、2020年5月~2020年8月にかけて情報が流出していた可能性があることが判明したと説明しています。

登録ユーザーはパスワード情報なども流出か

ベーリンガーインゲルハイム社は情報流出の懸念を受け、被害が懸念されるユーザーらに対して個別に連絡を取り、注意を促しています。

同社発表によると、サービス登録ユーザーの情報約5万件および登録獣医師の情報約1万件です。登録ユーザーについては氏名や住所のほか、メールアドレスやパスワード・LINEおよびAppleが発行するシステム連携用IDにまで及んでおり、不正ログインの可能性があるとのこと。同社はこのため、対象ユーザーにパスワードを変更するよう呼び掛けました。

なお、同社は現在運用するサイトシステムにもセキュリティチェックを実施しており、問題がないことを確認したと説明しています。

参照個人情報流出に関するお詫び


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