福岡大学筑紫病院、患者56名の情報記録したUSBメモリが盗難被害|サイバーセキュリティ.com

福岡大学筑紫病院、患者56名の情報記録したUSBメモリが盗難被害



画像:福岡大学筑紫病院より引用

福岡大学筑紫病院は2021年7月1日、同院の看護師が使用するUSBメモリが何者かに盗まれたことにより、内部に記録されていた患者56名の個人情報が外部流出した可能性があると明らかにしました。

同院によると、盗まれたUSBメモリは同院に所属する看護師の私物であり、4F看護師スタッフルームで使用していたとのこと。盗難が発生した当日、USBメモリはスタッフルームのパソコンに挿入されていましたが、看護師が訪れた際になくなっていることに気付いたとのことです。

同院によると、4Fスタッフルームは職員用のカードがなければ入室は不可能でした。このため、同院は内部関係者が盗難した可能性もあるとみて、警察に被害届を出しました。

内規に違反しパスワード設定されていないUSBメモリを使用

福岡大学筑紫病院によると、同院では情報保護の観点からUSBメモリの使用についてパスワード設定のできるものを許可を得て使用するよう求めていました。

ところが、今回なくなったUSBメモリはパスワード設定のない許可されていないものであり、流出の可能性があると発表。内部には患者56名の氏名や年齢のほか、手術情報なども記録されており、同院は謝罪しました。

参照USBメモリの盗難被害について


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