お見合いアプリが不正アクセス被害、免許証データなど約171万件流出|サイバーセキュリティ.com

お見合いアプリが不正アクセス被害、免許証データなど約171万件流出



画像:株式会社ネットマーケティングより引用

株式会社ネットマーケティングは2021年5月21日、同社が提供する恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai」の管理サーバーが何者かのサイバー攻撃を受け、アプリ会員登録者から提供を受けた年齢確認書類データ171万1,756件が外部流出した可能性があると明らかにしました。

発表によると2021年4月28日、「Omiai」に提出された個人情報を扱う管理サーバーに同社が想定していない挙動が発生しました。同社がこれを調査したところ、攻撃者と見られる人物が管理サーバーに干渉し、アプリ会員が「Omiai」に提出した免許証や保険証、マイナンバーデータなどを、複数回にわたり外部に送信していた事実が判明したとのことです。

なお、同社は事態への対応策として、攻撃者の接続元を遮断し、情報へのアクセス規制を強化するなどの措置を実施しています。また、会員側への対応として、問い合わせ窓口を設置し、事態の説明に努めている状況です。

免許証やマイナンバーが流出、退会会員も対象に

株式会社ネットマーケティングによると、不正アクセスにより流出した可能性のあるデータは、合計171万1,756件です。

流出した情報は年齢確認書類として提出された免許証や保険証、マイナンバーカードの表面を撮影した画像データ。対象者は2018年1月31日~2021年4月20日の期間中に、「Omiai」に対して年齢確認書類を送信した会員で、既にアプリを退会したユーザーのデータも含まれているとのこと。

なお、同社は記事発表時点で、業績への影響は不明と発表。今後明らかに事由が判明次第、改めて公表するとしています。

参照不正アクセスによる会員様情報流出に関するお詫びとお知らせ


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