画像:株式会社富士ドライより引用
株式会社富士ドライは2021年5月17日、同社が運営するオンラインショップ「洗匠工房」にてサイバー攻撃が発生し、過去同社サイトでクレジットカード決済したユーザー565名のカード情報が外部流出した可能性があると明らかにしました。
発表によると2020年9月18日、一部のクレジットカードより同社に連絡が入り、「洗匠工房」から顧客のカード情報が流出している可能性について指摘を受けたとのこと。
同社が指摘事項をもとに第三者調査機関を通じて詳細を調べたところ、何者かが「洗匠工房」のシステムに内在する脆弱性を利用して、サイトの決済フローを改ざん。2019年9月12日~2020年9月17日にかけて同社サイトで入力されたカード情報について、外部に流出するよう変更を加えていた事実が判明したとしています。
対応準備を整え公表遅れる
株式会社富士ドライは現在、「洗匠工房」のカード決済機能を停止した上で、サイトのセキュリティ改修を進めています。停止中のカード決済機能については今後、カード会社の合意が得られた段階で再開する見通しとのこと。
なお、同社は事実が明らかになった2020年9月18日から公表までに半年以上が経過した理由について「決済代行会社との協議の結果」と説明。不確定な情報を公開すると混乱を招きかねないため、対応準備を整えてから公表する判断に至ったとしています。
対象となるユーザー | 対象期間 | 対象件数 | 対象の情報内訳 |
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期間中に同社サイトでカード決済したユーザー | 2019年9月12日~2020年9月17日 | 565名 | カード名義人名・カード番号・カード有効期限・セキュリティコード |
参照弊社が運営する「洗匠工房」への不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ