センサー機器メーカーの株式会社キーエンスが、外部からのサイバー攻撃を受けたことにより、情報流出を引き起こしている可能性が明らかになりました。
報道によると、キーエンスが情報流出を確認したのは2021年5月のこと。海外支店の関係者のパスポート情報が不正公開されるなどの被害が生じています。
攻撃を仕掛けたのは、鹿島にサイバー攻撃を仕掛けたことで知られるハッカー集団「REvil(レビル)」です。同集団は情報と引き換えに金銭を要求しているため、キーエンス側は海外の捜査機関に被害を相談している状況です。
ハッカー集団レビルの脅威
キーエンスへのサイバー攻撃を仕掛けているハッカー集団「レビル」は、日本企業をターゲットすることで知られている組織です。
実際、レビルは過去、ゼネコン大手の鹿島建設に対してランサムウェアによるサイバー攻撃を仕掛けています。被害を受けた鹿島建設の海外支店からは情報が流出し、レビルはこれを匿名性の高いダークウェブ環境で公開。金銭の支払いを要求するなどしています。