画像:中部国際空港会社より引用
中部空港の運営会社である中部国際空港会社は2021年3月17日、同社が訪日外国人向けに展開するアンケートにおいて誤設定が発生し、アンケート回答者の個人情報46件が外部閲覧できる事象が発生したと明らかにしました。
発表によると、同社は2021年3月12日より、訪日外国人の観光動向を調査するためフェイスブックの公式アカウントにて英語および中国語のアンケートフォームを設置し、データ集計していました。また、2021年3月16日にはアンケート言語を6か国言語に拡充し、公式アカウントとは別のアカウントで展開しました。
ところが、2021年3月16日に設置したアンケートの回答リンク設定において、公式アカウントで得た回答の集計データへのアドレスを設定する事象が発生。これにより、2021年3月16日に公開されたリンクへアクセスしたユーザーにおいて、公式アカウント回答者の個人情報が表示される事象が発生したとしています。
回答者が異常に気付き発覚
中部国際空港会社によると、今回の流出はアンケートに回答しようとしたユーザーがアンケートリンクの異常に気付き、同社に連絡したため発覚しました。
これを受け、同社はすべての言語のアンケートフォームを削除した上で、集計データを閲覧できないように修正対応を実施したとのこと。
なお、同社によると、誤表示した集計データには、回答者の氏名やメールアドレスおよび、訪日回数や訪日都市などの情報が含まれていたとしています。