ログデータ1万4,384件の出力先が外部閲覧可能な状態|アドバンテッジリスクマネジメント|サイバーセキュリティ.com

ログデータ1万4,384件の出力先が外部閲覧可能な状態|アドバンテッジリスクマネジメント



画像:株式会社アドバンテッジリスクマネジメント

株式会社アドバンテッジリスクマネジメントは2021年2月10日、同社が東京海上日動メディカルサービス株式会社、ネオス株式会社とともに提供するサービス「アドバンテッジEAP」の「お問い合わせフォーム」についてシステム設定上のミスがあり、同システムを通して顧客から受け取ったデータ1万4,384件について、外部閲覧可能な状態にあったと明らかにしました。

発表によると2021年1月26日、「アドバンテッジEAP」のシステム保守作業中に、問い合わせフォームのログデータが外部から閲覧できる状態にあったと判明。

これを調査したところ、サービスリリース時の設定においてログデータの出力先を外部閲覧できる領域に指定するミスがあり、2018年4月10日~2021年1月26日にかけて、データについて、セキュリティ上問題のある状態にあったとしています。

現在は対策済か

システムを管理していたネオス株式会社は事案発覚後、対象データを閲覧できない領域に移動する措置を講じています。

これにより、現在は対象データの安全性を確保したものと見られます。

なお、株式会社アドバンテッジリスクマネジメントによると、今回問題が浮上した問い合わせフォームは、「アドバンテッジEAP」のシステム本体とは別のシステムで運用されていたとのこと。

このため、流出対象となったのは問い合わせフォームを通じてやり取りしたログデータ(氏名や連絡先、問い合わせ内容など)に限定され、サービス本体を通して実施した相談事項などのデータは対象外としています。

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