画像:日本サイバー犯罪対策センター(JC3)より引用
日本サイバー犯罪対策センター(JC3)は2021年1月8日、実現していない給付金制度の申請ページを作り出し、不正に個人情報の入力を求めるフィッシングサイトが確認されたと明らかにしました。
JC3によれば、問題のサイトは2021年1月7日に確認されたもので、国民1人につき10万円の給付金を配布した「特別定額給付金」の2回目実施を騙っているとのこと。
攻撃者と見られる人物は総務省を騙る偽メールなどでサイトへのアクセスを誘導しており、同センターは「身分証に関する情報を含む個人情報や金融機関等の情報が窃取される可能性がある」と、警鐘を鳴らしています。
2020年10月にも同様の偽サイト
JC3によれば、今回確認された偽サイトは、過去2020年10月にも同様の手口として悪用されているものです。ただし、問題のサイトは1回目の申請サイトと類似した「巧妙な見た目」となっており、一見しただけでは判別は困難。また、フィッシングサイトへ誘導するメールも「給付事業費」や「事務費」などの文言が記載され、それらしく作られている点が特徴です。
なお、JC3は被害にあわないためにも、メールに記載されたリンクにアクセスしないよう呼び掛けています。
参照~総務省を騙った特別定額給付金に関するフィッシング~/日本サイバー犯罪対策センター