ECサイトの脆弱性利用され不正アクセス、顧客カード情報59件流出か|サイバーセキュリティ.com

ECサイトの脆弱性利用され不正アクセス、顧客カード情報59件流出か



画像:株式会社メイプルより引用

株式会社メイプルは2020年11月9日、同社が運営するオンラインショップサイト「全国鍼灸マッサージ協会オンラインストア」に対する外部からの不正アクセスが発生し、同サイトを過去利用したユーザーのクレジットカード情報最大59件について流出の可能性があると明らかにしました。

同社が公開した資料によると2020年6月26日、同サイトと取引関係にあるクレジットカード会社より同社に向け、「クレジットカード情報の流出懸念」についての連絡が入り、疑惑が浮上。

これを受けた同社がセキュリティ調査を専門とする第三者機関を通して調査を進めたところ、同サイトには以前からセキュリティ上の脆弱性が内在しており、攻撃者がこれを利用してサイト改ざん行為を加えた形跡が確認されたとしています。

カード番号やセキュリティコードなど流出か

メイプル社が公開した資料によると、不正アクセスにより流出した可能性のある情報は、2019年8月28日~2020年6月26日の期間中に同社オンラインショップにてカード決済したユーザーです。

流出した可能性のある情報項目は、カード番号にカード名義人名、有効期限にセキュリティコードの4種類。多くのサイトで不正利用できるだけの情報が含まれています。

このため、同社は流出対象となった59名のユーザーについて、電子メールにて個別に注意喚起すると発表。事案発生から公開まで約5か月間の期間があいた点については、「混乱を避けるため、対応準備を整えていた」と紋切り型の応答を示しています。

参照弊社が運営する「全国鍼灸マッサージ協会オンラインストア」への不正アクセスによる個人情報流出に関するお詫びとお知らせ


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