画像:株式会社お世話や
アクセサリーショップなどを運営する株式会社お世話やは2020年10月7日、同社が業務に使用しているPC端末がマルウェア「Emotet(Emotet)」に感染したことにより、同社のメールアカウントに記録されていた情報について、流出の可能性が生じていると明らかにしました。
同社によると2020年9月29日ごろより、社内外で同社を装ったなりすましメールが出回る現象が発生。なりすましメールには同社が過去扱ったメールの内容が引用されていたため調査を進めたところ、社内の端末がEmotetに感染している事象が確認されたとしています。
なお、感染経路は取引先を偽装した迷惑メールとのこと。同社従業員のなかに迷惑メールに添付されたファイルを開封した従業員が確認されているとしています。
送受信履歴など流出か
株式会社お世話やによると、同社は事案発生後、社内の全端末にセキュリティチェックを実施するなど、感染対策を進めている状況です。また、すでに流通した迷惑メールについては、受信しても開封しないよう呼び掛けています。
情報流出については、感染した端末に記録されていた過去のメール送受信履歴(メールに利用されたアドレスや本文内容)について流出が確認されたとのこと。Emotetはメールアカウント内の流出を引き起こすマルウェアとして知られており、影響を受けたものと見られます。