画像:国立大学法人愛媛大学より引用
国立大学法人愛媛大学は2020年7月9日、同大学に所属していた元職員が在職中に、卒業生など104名の個人情報を不正に外部提供していたことを明らかにしました。
愛媛大学によると、問題の職員は同大学理学部に所属していた職員です。職員は職務上の地位を利用して理学部研究室が保有する卒業生104名の情報を取得した上で、外部の議員事務所や後援会事務所などに提供していた疑いがあるとのこと。
このため、同大学は職員を就業規則違反の疑いで、処分を決定したとしています。(職員は既に退職しており、懲戒処分はできないものの、大学の責任を示すものとして処分を決定)
事務所に個人情報の廃棄を依頼
愛媛大学は事案発生後の対応策として、職員が情報を提供した事務所に連絡を取り、流出情報の廃棄を依頼したとしています。
また、事務所はこの要請に応じ、既に流出情報の「廃棄を完了」したと発表。合わせて、今後は再発防止に向け、個人情報の適正管理を進めると結んでいます。
参照個人情報の不適切管理について(お詫び)/国立大学法人愛媛大学