画像:プリンセス・クルーズサイバーインシデントの事例について/株式会社カーニバル・ジャパンより
株式会社カーニバル・ジャパンは2020年3月、海外法人のプリンセスクルーズに所属する従業員がスパムメールによる不正アクセスを受けたことにより、複数の従業員のメールアカウントが第三者に不正利用される事案が発生したと明らかにしました。
同社およびプリンセスクルーズによれば、インシデントは2019年4月11日~2020年7月23日にかけて発生。期間中に複数の従業員のメールアカウントが不正利用され、アカウント内に記録されていた従業員や顧客の氏名・パスポート番号、クレジットカードや銀行口座情報などに流出の可能性があると明らかにしました。
ただし、同社によれば流出情報が第三者に利用された情報は確認されていないとのことです。
再発防止に向けセキュリティポリシーの見直し
プリンセスクルーズはインシデントへの対策として、セキュリティプログラムの強化を進めていると発表しています。また、プライバシーポリシーの見直しを実施し、再発防止に努める方針です。
被害者らには今後、流出情報を利用したフィッシングメールの発生なども想定されるため、注意するよう呼び掛けています。
参照プリンセス・クルーズサイバーインシデントの事例について/株式会社カーニバル・ジャパン