画像:多摩北部医療センターにおけるパソコン端末等への不正アクセス被害(本年5月発生)に関する再度の注意喚起について/多摩北部医療センターより
多摩北部医療センターはこのほど、2019年5月に同センターから流出したメールアドレスなどの個人情報について、再び迷惑メールが送付されるなどの二次的被害が発生していると注意喚起しました。
多摩北部医療センターによると、メールのなかには流出した本文を引用する返信を偽装したものや、公社の正しいアドレスや医師の署名をしたものなど、精巧なものもあるとのこと。同センターは今後も継続したなりすましメールが送付される可能性を予測して、被害者らに注意を呼び掛けています。
5月発生の流出とは?
今回のなりすましメール送付の原因は2019年5月、多摩北部医療センターのメールアカウントに対して発生した、不正アクセスが関連しています。
攻撃者は同センターに所属する医師の業務用端末にアクセスし、メールアカウント内に記録されていた個人情報や本文メールなどを読み取ったというもの。2019年5月にも、医師や機関を装ったなりすましメールが送付されていました。
一度流出した情報が、もとの安全性を取り戻す可能性は皆無です。今後も警戒が必要な事案と言えるでしょう。
参照多摩北部医療センターにおけるパソコン端末等への不正アクセス被害(本年5月発生)に関する再度の注意喚起について/多摩北部医療センター