
画像:ダイドーグループホールディングス株式会社より
大手飲料メーカーのダイドーホールディングス株式会社は2018年12月14日、子会社「ダイドードリンコ株式会社」の新卒採用活動時に使用しているメールアカウントが何者かのサイバー攻撃を受け、不正ログインされたと明らかにしました。
ダイドーホールディングスによると、メールアカウントには採用候補者や従業員らの個人情報合計2,016件(学生情報1,023件・従業員情報993件)が記録されており、攻撃者に閲覧された可能性があるとのこと。
また攻撃者はメールアカウントを悪用し、英語や中国語で記載した判読不能なメールを合計115件送信したとしています。(宛先は登録情報にない、無関係なもの)
簡易なパスワード設定が原因
ダイドーホールディングスは不正アクセスを受けた原因を、「新卒採用活動時に使用していたメールアカウントのパスワードが簡易な設定であったため」と説明しています。推察可能なパスワード(「123123」や「123456」、「sakura」など)を設定したことにより、攻撃者に読み取られた形です。
同社はインシデント発覚後、直ちにメールアカウントの使用を中止を決定。再発防止に向けて、パスワードなどのセキュリティ設定を見直し、従業員教育を徹底するとしています。
氏名やメールアドレスなどが流出
発表によると、メールアカウントには合計2,016件(学生情報1,023件・従業員情報993件)の個人情報が記録されていました。詳細は下記の通りです。
対象 | 件数 | 内容 |
---|---|---|
学生情報 | 1,023件 | 氏名、住所、電話番号、メールアドレス |
従業員情報 | 993件 | 氏名、社用メールアドレス |
参照メールアカウントへの不正ログインに関するお詫びとお知らせ/ダイドーグループホールディングス株式会社
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- 2.あなたの会社の情報が漏洩したら?
- 3.正しく恐れるべき脅威トップ5を事例付きで
- 3-1.ランサムウェアによる被害
- 3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
- 3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
- 3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
- 3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
- 3-6.内部不正による情報漏洩
- 4.情報漏洩事件・被害事例一覧
- 5.高度化するサイバー犯罪
- 5-1.ランサムウェア✕標的型攻撃のあわせ技
- 5-2.大人数で・じっくりと・大規模に攻める
- 5-3.境界の曖昧化 内と外の概念が崩壊
- 6.中小企業がITセキュリティ対策としてできること
- 6-1.経営層必読!まず行うべき組織的対策
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