USBメモリ紛失で最大48名の患者情報に流出の懸念、滋賀県立総合病院|サイバーセキュリティ.com

USBメモリ紛失で最大48名の患者情報に流出の懸念、滋賀県立総合病院



画像:滋賀県立総合病院より

滋賀県立総合病院は2018年10月29日、同院に所属する30代の女性医師がUSBメモリーを紛失したことにより、最大48名の患者情報が行方不明になったことを明らかにしました。

同院によると紛失したUSBメモリーには氏名の他に、患部の画像情報が含まれていたとのこと。同院は管轄の守山署にUSBメモリーの遺失届を提出するなど対応を進めてはいるものの、記事発表時点では所在不明の状態です。

ロッカーに施錠せず紛失

滋賀県立総合病院はUSBメモリーは女性医師のロッカーの中で紛失したと説明しています。女性医師は会議で使用する目的でUSBメモリーをコインケースに入れていましたが、会議終了後にロッカーにしまったところ、翌日にはUSBメモリーが入ったコインケースごとなくなったとのことです。

紛失現場の更衣室は関係者しか入れないものの、女性医師はロッカーの施錠をしていませんでした。

USBにもセキュリティ設定なし

滋賀県立総合病院はUSBメモリーには最大48名分の患者氏名・画像データが記録されていたと説明しています。ただしUSBメモリーに特別なセキュリティ設定は行われていなかったとのこと。現段階では流出被害等は確認されていませんが、今後被害が生じる可能性は否定できない状況です。

なお病院側は今回の事案を受け、謝罪を発表。影響を受けた患者には個別に文章を送付して対応を進めています。

参照患者情報入りUSB紛失 滋賀県立総合病院、最大48人分/産経新聞


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