画像:兵庫県立図書館より
兵庫県立図書館は2018年10月30日、館内に所属する職員の作業ミスにより、個人情報3,294件を含んだメールを誤送信したことを明らかにしました。
同館の説明によると、担当職員は県立図書館のシステムにメールアドレスを登録しているユーザーに向けてお知らせメールを送信する際に、「BCC」で送信すべきところを「TO」形式で送信したとのことです。
事案の経緯は?
兵庫県立図書館によると担当職員が2018年10月26日に、貸出図書に関するお知らせメールを、登録ユーザーらに一斉送信する際に発生したとのこと。
メール送信は本来、宛先の共有が行われない「BCC」設定で送信するものとされていましたが、同職員は宛先メールアドレスが共有されてしまう「TO」設定で送信したと説明しています。
なお同館は同日中に、誤送信の影響を受けたユーザーに向けて、お詫びと削除を依頼する旨記載したメールを送信したとのこと。
再発防止策は?
同館は再発防止策として、下記の対策を発表しました。
- メール送信前に複数名で宛先や送信形式の確認
- 全職員に対して個人情報の適正管理の周知徹底
誤送信による情報流出は自治体・企業問わず全国で相次いでおり、対応の難しさが浮き彫りになっています。
参照兵庫県立図書館におけるメールアドレスの誤送信について/兵庫県立図書館