被害総数30億件超「微博(Weibo)」など中国SNSサービス96社から個人情報流出|サイバーセキュリティ.com

被害総数30億件超「微博(Weibo)」など中国SNSサービス96社から個人情報流出



画像:微博より

合計30億件に及ぶ、中国史上最大規模漏洩事件です。中国浙江省のサイバー警察や大手メディアは、「微博(Weibo)」など大手SNSなどから合計30億件におよぶ個人情報が流出したことを明らかにしました。流出した情報は中国の闇サイトで販売されているとのこと。

情報によると、流出には中国国内で活動する上場企業のIT事業者らが関わっている疑い。警察は容疑者6名を逮捕し、捜査を進めています。

事案の経緯は?

情報によると、微博などのSNSユーザーから「身に覚えのない操作が繰り返されている」との通報が行われたことにより発覚したとのこと。その後、警察が複数のIPアドレスを調べたところ、中国の瑞智華勝科技公司などのIT事業者が浮上。警察は容疑者合計6名を拘束したと説明しています。

驚くべきことに警察は、拘束した容疑者らの背後に大物がいる可能性を指摘。経営権を握る実質的な経営者が関与しているとみて捜査を進める予定です。

中国史上最大の漏洩事件

今回の事案は、言うまでも無く中国史上最大の漏洩事件です。流出元は「微博」の他に、「百度(バイドゥ)」や「騰訊(テンセント)」など合計96社。

前述の通り個人情報は既に闇サイトで販売されており、容疑者らは莫大な利益を受けていたものと見られます。

参照「微博」など中国SNSから個人情報30億件流出 現地IT企業トップが首謀か/産経ニュース
参照上市企業盜30億條用戶數據/明報新聞網


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