
画像:トレンドマイクロより
大手セキュリティ企業のトレンドマイクロは2018年8月8日、国内初観測となる拡張子「.iqy」を用いたフィッシングメールを確認したことを明らかにしました。
「.iqy」拡張子はウェブサイトからデータを取り込むためのファイル。windows環境下ではExcelと関連付けられており、ファイルを実行するとExcelが起動します。攻撃者はこの仕組みを利用して、各種マルウェアを仕組もうと意図しているとのことです。
「.iqy」を表示しないように設定を
「.iqy」は日本ではほとんど使われることが無く、はじめから表示しないように対処することが可能です。
トレンドマイクロは下記の2つの対策を指摘していますが、どちらも簡単に高い次元でのセキュリティ効果が期待できます。
- Excelで「Microsoftofficeクエリファイル」を開かない設定に変更する
- 「.iqy」ファイルのメール受信を制限してしまう
手口そのものは従来と変わらない
今回のフィッシング攻撃は、拡張子が見慣れないものであるだけで、手口としては従来とさほど変わりません。
発表時点では「お世話になります」等のビジネスメールを装ったものが確認されているに留まり、注意していれば見分けることもできるでしょう。見慣れない拡張子に興味を引かれ、うっかり実行しないよう注意が必要です。
参照新手口のメール攻撃、国内で確認 大量送信、6日に29万件/神戸新聞
参照拡張子”.iqy”のファイルとは?1 日でメール 29 万通が日本国内に拡散/トレンドマイクロ
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- 3.正しく恐れるべき脅威トップ5を事例付きで
- 3-1.ランサムウェアによる被害
- 3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
- 3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
- 3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
- 3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
- 3-6.内部不正による情報漏洩
- 4.情報漏洩事件・被害事例一覧
- 5.高度化するサイバー犯罪
- 5-1.ランサムウェア✕標的型攻撃のあわせ技
- 5-2.大人数で・じっくりと・大規模に攻める
- 5-3.境界の曖昧化 内と外の概念が崩壊
- 6.中小企業がITセキュリティ対策としてできること
- 6-1.経営層必読!まず行うべき組織的対策
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