九州商船、不正アクセスによりネット予約会員7万4千件の個人情報漏洩か|サイバーセキュリティ.com

九州商船、不正アクセスによりネット予約会員7万4千件の個人情報漏洩か



画像:九州商船株式会社より

2018年1月9日、九州商船株式会社は同社が運営するウェブサイトが何者かのサイバー攻撃を受け、ネット予約会員の個人情報が漏洩した可能性があることを公表しました。

同社説明によると、漏洩した個人情報にカード情報等は含まれていないものの、合計数は約7万4,000件とかなりの規模です。

事件の経緯は?

事件発覚のきっかけは、1月5日に確認された同社ウェブサイトへのネット接続の不良状態に起因します。

不審に思った同社が委託先企業に依頼して調査を進めたところ、2017年12月25日に不正なファイルが埋め込まれ、外部との不正通信を個なっていたことが判明。更にその後の追跡調査により、12月25日以前にも同様の通信が行われた痕跡が確認されたとのことです。

被害の内訳・再発防止策は?

同社の発表によると、今回の不正アクセスで漏洩した個人情報は、同社ウェブサイトのネット予約会員の個人情報合計7万3,829件。内訳は以下の通りです。

  • 氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、メールアドレス
  • 同社のネット予約会員ID及びパスワード

カード情報が含まれていないのが救いではありますが、流出したパスワード等が他ウェブサイトへのリストアタック攻撃に転用される可能性も否定できません。

なお、同社は現在サービス停止対応を行っており、代替サーバによるサービスの再開を急いでいる状況です

〈参照〉
不正アクセスによるインターネット予約サービスの停止とお客様情報漏洩の恐れに関するお知らせ/九州商船株式会社


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