
画像:Yahoo! Mail
アメリカYahoo!のメールサービスに使用されていた画像処理ツール「ImageMagick」に脆弱性が発覚し、添付の画像を他人に盗み見される恐れがあったことが明らかになった。この問題を受けて、同社は「ImageMagick」を引退させることにしたという。
「ImageMagick」の脆弱性を発見したのは、セキュリティ研究者のクリス・エバンズ氏。脆弱性を悪用された場合、初期化されていないメモリを利用してサーバサイドメモリを流出させることが可能で「Yahoo! Mail」に添付された画像を他人がYahoo!のサーバから入手できてしまう恐れがあった。
エバンズ氏は、自分宛てに脆弱性悪用ファイルをYahoo! Mailに添付して送信し、受信したメールの添付画像をクリックしてプレビューを表示させるデモで攻撃の手口を紹介した。「私のブラウザに配信された画像は、初期化されていない、あるいは過去に解放されたメモリコンテンツをベースとしている」と解説している。
同氏によるこの報告を受けてYahoo!は、「ImageMagick」を引退させることを決定した。また、エバンズ氏にはYahoo!より1万4000ドルの賞金が贈呈されることになったが、同氏が慈善団体への寄付を表明すると、Yahoo!は賞金額を倍の2万8000ドルに増額した。
<参考>米Yahoo!、メール添付画像流出の脆弱性に対処 「ImageMagick」は引退/ITmedia
無料のWEBセキュリティ診断が可能!

書籍「情報漏洩対策のキホン」プレゼント

当サイトへの会員登録で、下記内容の書籍「情報漏洩対策のキホン」3000円相当PDFプレゼント
(実際にAmazonで売られている書籍のPDF版を無料プレゼント:中小企業向け|大企業向け)
下記は中小企業向けの目次になります。
- 1.はじめに
- 2.あなたの会社の情報が漏洩したら?
- 3.正しく恐れるべき脅威トップ5を事例付きで
- 3-1.ランサムウェアによる被害
- 3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
- 3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
- 3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
- 3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
- 3-6.内部不正による情報漏洩
- 4.情報漏洩事件・被害事例一覧
- 5.高度化するサイバー犯罪
- 5-1.ランサムウェア✕標的型攻撃のあわせ技
- 5-2.大人数で・じっくりと・大規模に攻める
- 5-3.境界の曖昧化 内と外の概念が崩壊
- 6.中小企業がITセキュリティ対策としてできること
- 6-1.経営層必読!まず行うべき組織的対策
- 6-2.構想を具体化する技術的対策
- 6-3.人的対策およびノウハウ・知的対策
- 7.サイバーセキュリティ知っ得用語集
無料でここまでわかります!
ぜひ下記より会員登録をして無料ダウンロードしてみてはいかがでしょうか?