
画像:T&Dリース株式会社より引用
T&Dリース株式会社は2025年9月18日、同社の元従業員が離任時に顧客情報を不正に持ち出していたことを公表しました。
同社によると、問題の従業員は2025年8月8日、会社貸与のPCを使用してサーバー内から大量の情報を不正に外部送信しました。その後、2025年8月12日、システム担当者が退職者のPCを点検する過程で送信記録を確認し、情報流出が発覚しました。
持ち出されたデータには、顧客の氏名や住所、電話番号などの個人情報および契約内容に関する詳細情報が含まれていたことがわかっています。説明によると、約2,000件を超える顧客の基本情報と、18万4,000件を超える契約関連情報が含まれていました。ファイルはすべてパスワードを設定したもので、同社は元従業員に対し、持ち出した情報の完全削除と返却を確認中です。なお、公表時点で、流出情報の不正利用や外部への拡散などの二次被害は確認されていません。
同社は今後、再発防止策を策定・実施し、信頼回復に努めるとしています。