コピー・ペースト攻撃|サイバーセキュリティ.com

コピー・ペースト攻撃

コピー・ペースト攻撃(Copy-Paste Compromise)は、主にオープンソースの脆弱性コードやツールを利用して、既存のシステムに侵入するサイバー攻撃を指します。この手法は、攻撃者が公開された脆弱性コードや証明コード(PoC: Proof of Concept)をそのまま利用し、脆弱なターゲットに攻撃を仕掛けることで、システムへの侵入や不正な操作を行うことが一般的です。この攻撃では、特にパッチが適用されていないシステムや、セキュリティ更新が不十分なインターネットに接続された資産が標的になります。

この種の攻撃は、2019年頃から多くの注目を集めており、特にオーストラリア政府のネットワークや商業ネットワークが攻撃のターゲットにされてきました。この攻撃では、オープンソースツールを用いるため、攻撃者は独自のコードを書く必要がなく、既存のツールや手法を簡単に利用することができます。


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