EPSS(Exploit Prediction Scoring System)|サイバーセキュリティ.com

EPSS(Exploit Prediction Scoring System)

EPSSExploit Prediction Scoring System)は、既知のソフトウェア脆弱性が実際に攻撃に利用される可能性を評価するためのスコアリングシステムです。EPSSは、脆弱性の重大度だけでなく、攻撃者がその脆弱性をどの程度悪用する可能性があるかを分析し、リスクを数値化します。EPSSは、脆弱性管理の優先順位を決定するために使用され、特に攻撃されやすい脆弱性に対して迅速に対応するための指針として役立ちます。従来のCVSS(Common Vulnerability Scoring System)は、脆弱性の技術的な重大度に焦点を当てていましたが、EPSSは実際の攻撃の可能性に基づいてリスクを評価するため、より現実的な視点で脆弱性管理を行うことが可能です。対策として、企業はEPSSを活用して、脆弱性の優先順位を判断し、攻撃されやすい脆弱性に対して早急にパッチを適用することが重要です。また、EPSSのデータをセキュリティ運用に統合し、脆弱性管理プロセスの効率を向上させることが推奨されます。


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