患者データ入POSレジ3台が流通、購入者から連絡あり発覚│気仙沼市|サイバーセキュリティ.com

患者データ入POSレジ3台が流通、購入者から連絡あり発覚│気仙沼市



画像:気仙沼市より引用

気仙沼市(宮城県)は2024年8月7日、気仙沼市立病院で運用していた計4万8,651名の個人データを記録したPOS(販売時点情報管理)レジ3台を、委託関連事業者がデータ消去しないままフリマアプリに出品し、漏えいが確認されたと発表しました。

気仙沼市によると、POSレジは2017年10月まで使用されていましたが2018年3月、機器入れ替えのため、事業者に処分を委託しました。ところが、委託関連事業者は回収したPOSレジ3台のデータを処分しないまま、フリマアプリに出品。その後、1台を購入した利用者が市立病院利用者のカナ氏名や患者IDを確認し、気仙沼市に連絡し判明しました。

POS(Point of Sale・販売時点情報管理)レジとは、小売店などが販売情報を把握するために利用する、情報収集機能を備えたレジスターです。内部には患者IDやカナ氏名、入院外来の別や診療科情報、請求金額が記録されているものの、残りの2台は故障損耗し、情報の閲覧は困難であるとのこと。気仙沼市は今後、処分方法の変更などを徹底し再発防止に努めるとしています。

参照市立病院における個人データの漏えいのおそれについて


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