賄賂受け3,000名の個人情報を不正提供、市立斎場の職員を懲戒免職処分に|八尾市|サイバーセキュリティ.com

賄賂受け3,000名の個人情報を不正提供、市立斎場の職員を懲戒免職処分に|八尾市



八尾市(大阪府)は2024年7月26日、業務上の立場を利用して得た個人情報を、収賄の上で葬儀関連商品を扱う民間事業者に流出したとして、市立斎場職員の技能長を懲戒免職処分としました。

八尾市によると技能長は2022年10月頃より、埋火葬許可証等に記載された、申請者や志望者の個人情報を民間事業者に不正提供していました。市は当初、事態を把握していませんでしが、2023年3月頃、職員による漏洩に関する情報提供があり、調査の結果、技能長の関与が判明しました。

情報によると、技能長は約3,000人の利用者の個人情報を民間事業者に提供し、見返りとして約40万円を受け取ったものと見られています。警察は地方公務員法違反および加重収賄の疑いで技能長を逮捕。八尾市は技能長を懲戒免職処分としました。

なお、漏えい対象となった一部市民宛てに、仏具関連企業から資料が送られるなどの二次被害と見られる動きも確認されています。八尾市は事案に対する調査チームも立ち上げ、対象市民に注意喚起しています。

参照八尾市立斎場における個人情報漏えい事案について/八尾市


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