画像:横浜市より引用
横浜市は2024年5月7日、市が運営する子育て世帯向けサービスサイト「横浜市地域子育て支援拠点サイト」にて提供している「横浜子育てサポートシステム」に誤設定があり、登録会員の個人情報(氏名)が他の会員に閲覧できる状態にあったと公表しました。
「横浜子育てサポートシステム」は、子育援助を必要とする利用会員と援助を行う提供会員のコーディネートを行うシステムです。システムは登録会員の情報も管理しており、成立した会員間にお互いの情報(コーディネート記録や活動報告書等)を提供していましたが、同システムに内在していた設定ミスにより、依頼が成立しなかった会員の氏名も閲覧できる事象が発生しました。
横浜市の説明によると、誤設定は2024年4月2日~2024年4月20日にかけ起きていました。対象期間中、登録会員156名が個人情報の漏えいに繋がる画面にアクセスしたことがわかっており、利用・提供会員合計93名の情報の漏えい懸念が浮上。横浜市は判明後、問題を修正し謝罪しました。
なお、横浜市はシステム公開前にテストを実施したことも明かしています。しかしながら、公開前のテストでは不具合を発見できなかったとのことです。
参照「横浜市地域子育て支援拠点サイト」の設定誤りによる個人情報の漏えいについて