木原防衛大臣は2024年4月26日に開いた閣議後記者会見にて、陸上自衛隊において特定秘密のずさんな取り扱いがあったとして、関与した自衛隊幹部を停職6日の懲戒処分にし、特定秘密保護法違反容疑で刑事告発すると発表しました。
情報によると、問題となったのは陸上自衛隊北部方面隊で部隊の指揮を務める50代2等陸佐です。漏えいが行われたのは2023年7月のことで、上富良野演習場で訓練前の指示として有事の活動に関する特定秘密を伝える際、本来秘密を知る資格のない15名を含む、20名に伝えていました。外部への漏えいは確認されておらず、陸佐は動機について、士気向上を目的とした旨の説明しています。
木原防衛大臣は事案について「極めて深刻に受け止めており、再発防止に全力を尽くす」とコメント。防衛省内での情報管理を徹底する考えを明かしました。