画像:公益社団法人全国公立文化施設協会より引用
公益社団法人全国公立文化施設協会(全国公文協)は2024年5月7日、協会のメルマガ配信用メーラーが外部から不正アクセスを受け、メルマガ登録者のアドレスに漏えい懸念が生じたほか、メーラーから2通の不審メールが外部配信されたと明らかにしました。
説明によると、全国公文協はメルマガ配信を外部事業者に委託しており、不正アクセスを受けたメーラーは委託先事業者が運用していました。原因はメーラーに内在していた脆弱性で、バージョンアップが適切に行われず、不正アクセスに至った可能性が指摘されています。
不正アクセスを受けたメーラーは、管理画面の設定ファイルが改ざんされました。全国公文協によると、影響によりメールマガジン登録先等に向け発信されたほか、登録者のメールアドレスに懸念が発生。全国公文協はこのため、スパムメールやフィッシング詐欺メールへの警戒を呼び掛けています。
なお、2024年5月7日現在、全国各地の自治体宛てに、文化施設の爆破予告メールが配信されています。全国公文協は事案に関連し「警視庁より迷惑メールであり、削除対応し、いたずらに騒ぎ立てる必要はないとの見解をいただいています。」との見解を発しています。