プルデンシャル生命保険株式会社は2024年4月9日、同社に所属していた元従業員が在職中に取得した979名の個人情報が記録された顧客リストを不正に持ち出し、転職先企業にて漏えいしたと発表しました。
プルデンシャル社によると、元従業員は同社の横浜支社に所属しており、退職時、個人情報の持ち出しを行わない旨の誓約書に署名していました。ところが、元従業員は業務引継ぎの際に使用した顧客管理リストを自宅にて保管しており、転職先にて開示していたとのこと。2023年9月、契約者から同社に情報漏えいに関する問い合わせが入り、調査したところ、不正持ち出しおよび漏えいが判明しました。
元従業員が持ち出した情報は顧客979名の氏名や電話番号、住所、加入商品名、証券番号、団体名、商品のステータス、被保険者の氏名などです。転職先企業はこのうち8件について、漏えい情報を利用して、架電していたことがわかっています。ただし、公表時点で転職先企業にて、漏えいした個人情報リストの削除を確認しているとのこと。
同社は今後、所属従業員への教育を徹底するとともに、情報持ち出しに対する安全管理措置を実行。再発防止に努めると発表しています。
参照当社元社員によるお客さまの個人情報の漏えいに関するお詫びとお知らせ/プルデンシャル生命保険株式会社