愛知医科大学は2024年4月4日、糖尿病内科にて取り扱う検体にて、本来削除すべき患者情報を添付したまま、外部送信したと明らかにしました。
愛知医科大学によると、判明した誤送信は外部検査委託機関に宛てたものと、共同研究機関に宛てたものの合計2件です。外部検査委託機関には臨床研究被験者2名の血液を送付する際、本来削除すべき氏名やカルテ番号を添付したまま送信。共同研究機関には被験者102名や患者533名の診療情報を送信する際、氏名やカルテ番号のほか、病歴など通常の個人情報と比して特別な配慮が求められる「要配慮情報」を添付したまま送信していたことが判明しました。
誤送信は検体やデータを受領した各機関からの連絡により判明しました。同大は文科省や厚労省、個人情報保護委員会など関係機関に連絡。対象者となった患者に事情を説明し謝罪しました。
なお、漏えい先はいずれも同大と秘密保持契約を締結しており、外部漏洩は確認されていません。
参照臨床研究における個人情報の漏えいに関するお詫び/愛知医科大学