画像:東京大学より引用
東京大学は2023年10月24日、大学院総合文化研究科・教養学部で運用するPCがマルウェアに感染し、ストレージに記録されていた情報合計4,341件が窃取されたと明かにしました。
東京大学によると不正アクセスは学部局に所属する教員の在宅勤務中に発生しました。教員が2022年7月19日に受信した標的型攻撃と見られるメールを開封したところ、マルウェアに感染する事態に。その後、専門家からの指摘を受け調査したところ、2023年5月23日に感染によりータが窃取されていることが明らかになりました。
東京大学によると、流出対象となるのは教職員や学生、卒業生、利用者が在籍する学会会員や学会イベント参加者の情報、非常勤講師を努める他大学の学生情報など合計4,341件です。同大部局は対象者らに連絡を取り、事情を説明。情報セキュリティ体制を強化し再発を防止するとしています。
なお、公表時点で二次的被害等の情報は確認されていません。
参照東京大学大学院総合文化研究科・教養学部への不正アクセスによる情報流出について/東京大学