サポート詐欺で1,212名の情報流出か、口座情報やマイナンバーも|サイバーセキュリティ.com

サポート詐欺で1,212名の情報流出か、口座情報やマイナンバーも



画像:三重県聴覚障害者支援センターより引用

三重県聴覚障害者支援センターは2023年9月30日、センターのパソコンが不正アクセスを受け、センターが保有管理する個人情報について流出の懸念が発生したと明らかにしました。

情報によると、不正アクセスは悪意ある人物や集団がセキュリティ機関を装う「サポート詐欺」によるものです。2023年9月12日、センターに所属する職員がインターネットサービスを利用中、突如セキュリティ警告とともに連絡先が表示されたとのこと。職員が記載の連絡先にコンタクトをとり指示に従ったところ、センターのパソコンが遠隔操作される事態となりました。

センターによると、遠隔操作されたパソコンには、センターを利用する聴覚障害者ら合計1,212名の個人情報が記録されていました。さらに手話通訳者、要約筆記者らにおいては399名の口座番号や58名のマイナンバーデータが含まれていたとのこと。

センターは情報流出の有無を調査するとともに対象者らに謝罪。今後は情報管理について研修をするなどして再発防止に努めるとしています。

参照三重県聴覚障害者支援センターのパソコンへの不正アクセスによる個人情報の漏えいの可能性のある事態の発生について/三重県聴覚障害者支援センター


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