画像:パーパス株式会社より引用
LPガス機器や関連システムなどを手がけるパーパス株式会社がランサムウェアに感染した問題について、全国およそ1,000のLPガス会社が検針業務を行えない状態に陥っていたことがわかりました。
パーパス株式会社は2023年6月8日、LPガス機器使用量の検針システムなどを管理する顧客データベース「クラウドAZタワー」がランサムウェアに感染したことを明らかにしました。同社は当初、復旧に向け外部専門家や緊急対策本部を設置するなどしましたが、その後システム基盤にも損傷が見つかり、クリーンなバックアップデータからシステムの稼働環境の復旧を断念せざるを得ない事態に発展しました。
同社は2023年06月14日時点で、クラウドAZタワーの正常稼働に至っていません。同社によると、同時点での復旧進捗は41%の状態としばらく停止状態が見込まれる状況です。同社サービスは全国約1,000のLPガス会社が使用しており、影響が懸念されています。