鹿児島県特産品協会もEmotet感染、不審メール確認される|サイバーセキュリティ.com

鹿児島県特産品協会もEmotet感染、不審メール確認される



画像:公益社団法人鹿児島県特産品協会より引用

鹿児島県の特産品通販サイト「かごしま特産品ねっと かごいろ」などを運営する公益社団法人鹿児島県特産品協会は2022年5月27日、現在流行しているマルウェア・Emotetの影響が疑われる、協会を騙った不審なメールが確認されていると明らかにしました。

説明によると、同会を装って不審なZIPファイルを添付したメールが確認されるなどの事態が発生したため、協会事務局で使用している端末にセキュリティチェックを入れたところ、感染が疑われるパソコンが見つかったとのこと。

該当端末にはメールソフトが導入されていたため、協会は内部のメール情報が不正利用された可能性が高いと判断。同会を装う不審メールが確認されていることもあり、関係先に注意を呼び掛けている状況です。

Emotet被害メール例も公開

鹿児島県特産品協会は同会が確認した不審メールの例を公表しています。

これによると、件名には「Re:」本文に「ご確認をお願いします。」を記載するなど返信メールを装った形式のほか、英文メールや解凍パスワードつきのZipファイルを添付するなど一般的なEmotetによる不審メールの特徴を備えています。

Emotetは2022年に入り感染を拡大しているマルウェアで、一旦終息の兆しを見せたものの、2022年5月頃より再び被害拡大が懸念されています。大企業だけでなく中小企業においても被害が発生しているため、情報処理推進機構などは事例や対応策を公開したり、相談窓口を設けています。

参照「かごしま特産品ねっと かごいろ」を騙った不審なメールについて/公益社団法人鹿児島県特産品協会

参照「「Emotet(エモテット)」と呼ばれるウイルスへの感染を狙うメールについて」/情報処理推進機構セキュリティセンター


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