画像:株式会社 宗家 源吉兆庵より引用
株式会社宗家 源吉兆庵は2022年5月24日、同社が運営するオンラインショップ「宗家源吉兆庵オンラインショップ(以下:被害サイト)」のシステムに脆弱性があり、過去被害サイトにてクレジットカード決済したユーザーのカード情報1万4,127件が流出した可能性があると明らかにしました。
説明によると同社は2022年3月7日、一部クレジットカード会社より被害サイトからカード情報が流出している可能性について連絡を受けていました。このため、同社が2022年3月14日に第三者調査機関に調査を依頼したところ、被害サイトに内在していた脆弱性を何者かが利用されていた事実が判明しました。
攻撃者は被害サイトの決済システムを改ざんし、ユーザーに気付かれないよう情報を窃取する意図であったと見られます。同社によると、対象となるのは2021年2月4日~2022年1月31日の期間中に被害サイトにてカード決済した一部ユーザーで、カード番号や名義人名、セキュリティコードなどが対象とのこと。調査では個人情報が格納されたフォルダにもアクセス可能な状態でした。
顧客対応準備し公表
株式会社宗家 源吉兆庵によると公表日より、対象者に個別に連絡を取り謝罪し、流出および不正利用について注意を促すとしています。
同社は公表までに、調査会社からの報告およびカード会社との連携など、被害者対応準備を進めていました。このため、懸念発生から公表に至るまで、期間が経過してしまったとのこと。
なお、同社は被害サイトについて、調査結果を踏まえたセキュリティ改修を実施すると発表。再開日は公表時点では明かされず、改めてウェブサイト上で知らせる見通しです。
参照宗家源吉兆庵オンラインショップ不正アクセスによる情報漏えいについて/株式会社 宗家 源吉兆庵