ワコムのパートナー企業がサイバー攻撃被害、ECサイト一時停止に|サイバーセキュリティ.com

ワコムのパートナー企業がサイバー攻撃被害、ECサイト一時停止に



画像:株式会社ワコムより引用

液晶タブレット端末などで知られる株式会社ワコムは2022年3月1日、同社の物流業務を担うパートナー企業がサイバー攻撃を受けたことにより、同社が運営するオンラインショップ「ワコムストア」を一時停止すると明らかにしました。

同社によると、サイバー攻撃の影響から物流ラインに支障が生じており、商品出荷を停止せざるを得ない状況とのこと。サイト復旧には時間を要するものの、物流面は2022年3月2日より再開する見通しで、個人情報の流出は確認されていないとしています。

サプライチェーン狙う攻撃が相次ぐ

サプライチェーン攻撃とは部品等を納品している子会社や下請け企業などを狙って、本命の大手企業にダメージを与えるサイバー攻撃の一種です。

強固なセキュリティ機能を持つ大手企業も、システム連携等をしている子会社や下請け企業を経由したサイバー攻撃には弱いことから、脅威のひとつとして数えられています。

日本国内では2022年2月末から、サプライチェーンを狙った攻撃が確認されています。2022年2月28日にはトヨタ自動車と関係のある部品メーカーがサイバー攻撃を受けたことにより、トヨタ社の国内全工場が一時稼働停止に追い込まれました。

参照【重要なお知らせ】物流システムトラブルにおけるサービス停止について/株式会社ワコム

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