沖縄県那覇地裁は2021年10月14日、インターネット銀行に対する不正アクセス行為により、特殊詐欺行為の収益金約2,011万円を引き出した疑いがもたれている弁当販売の男性に、懲役3年6ヶ月の判決を下しました。
情報によると、弁当販売の男性は2019年10月〜2019年12月にかけて、複数の仲間とともに犯罪により入金された他人名義の預金をコンビニなどから引き出してたとのこと。
同事件は被害額こそ2,011万円となっていますが、一連の被害額は総額5千万円以上とも見られていました。
自ら共犯者募集など
裁判所は男性の所業について、出し子としての矩を超え共犯者を募り指示を出していた点も指摘しています。
すなわち、弁当販売の男性は本来は従属的な出し子という立場にありつつも、報酬欲しさに進んで人材募集を手掛けるなど犯行実施に寄与し不可欠な役割を担っていたため、重く見られたものと見られます。
参照不正アクセス詐取金のATM引き出し係の男に懲役3年6月 那覇地裁「不可欠な役割」/Yahoo!ニュース