東京ビッグサイトが委託先の新型コロナ感染者情報を誤送信|サイバーセキュリティ.com

東京ビッグサイトが委託先の新型コロナ感染者情報を誤送信



画像:株式会社東京ビッグサイトより引用

東京国際展示場(東京ビッグサイト)の運営会社である株式会社東京ビッグサイトは2021年9月10日、同社のビル管理委託先事業者から受信した従業員の新コロ感染情報を転送する際に誤送信が発生し、第三者となる外部企業に流出したと明らかにしました。

東京ビッグサイトによると2021年9月7日、ビル管理委託先から所属従業員が新型コロナウイルスに感染した旨の報告を電子メールで受け取りました。メールを受信した担当者は情報共有のため課内2名に転送しようとしましたが、誤って同社従業員と同性の外部企業関係先に転送するミスを起こしたとのこと。

その後、同社が運用するシステムから通知が入り、転送メールにミスがあると判明。同社は誤送信先に連絡しメールの削除を依頼したほか、委託先に謝罪しました。

メール送信時の注意喚起機能など強化

東京ビッグサイト株式会社は今後の対処として、メール送信時の注意喚起機能を強化するなど、システム面から再発を防止するとしています。

また、同社はコンプライアンス委員会を開催し事案を周知するほか、社内研修やマニュアルの再徹底などの意識啓発を推進するとのことです。

参照メール誤送信による受託事業者従業員の個人情報流出について


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