画像:株式会社 ニチイ学館より引用
医療介護人材事業などで知られる株式会社ニチイ学館2021年9月3日、同社が鳥取県より受託し鳥取支店が実施している保育関連研修事業「令和 3 年度鳥取県子育て支援員研修(地域保育コ ース共通科目)」の受講案内メールを送付する際に誤送信が発生し、研修受講者らのメールアドレス53件が流出したと明らかにしました。
ニチイ学館によると同社は2021年9月2日、業務上の理由から事業の研修受講者らに外部一斉形式で案内メールを送信しました。ところが担当者が電子メールを送信する際、本来送信先のアドレスを非表示にするため「Bcc」で送信すべきであるにも関わらず、「To(宛先)」で送信するミスを起こしたとのこと。
これにより送信先となった研修受講者間でお互いのアドレスが表示されてしまったとのこと。ニチイ学館はミスに気付いていませんでしたが、受講者の勤務する保育園から県に対して指摘があり、受託事業者であるニチイ学館のミスが判明しました。
送信前にプリントアウトしダブルチェック
ニチイ学館は誤送信判明後、流出先である研修受講者らに謝罪し誤送信メールの削除を依頼しました。記事発表時点で全員に依頼を完了し、メールの削除も確認しているとのことです。
なお、同社は誤送信の原因のひとつとして他の職員によるチェック不足を挙げ、対策を進める方針です。具体的には今後外部メールを送信する前に内容をプリントアウトしチェックするほか、複数の職員でのチェック体制を徹底するとしています。