画像:株式会社フクヤより引用
株式会社フクヤは2021年8月16日、同社が運営するオンラインショップ「FUKUYA ONLINE」に対する外部からのサイバー攻撃が発生し、過去同社サイトにてクレジットカード情報を入力したユーザーのカード情報1,779件が流出した可能性があると明らかにしました。
株式会社フクヤによれば20201年5月6日、同社は決済代行会社よりサイトからカード情報が流出している可能性について指摘を受けました。
同社が事実を明らかにするため第三者調査機関を通じた調査を進めたところ、同社サイトシステムには不正アクセスの原因となる脆弱性が内在していた事実が判明。さらに何者かが脆弱性を利用して決済システムを改ざんし、入力した情報が外部に流出する偽の決済フォームを埋め込んでいた事実が明らかになりました。
攻撃者は顧客データにもアクセス可能だった
株式会社フクヤは不正アクセスの発生を受け、オンラインショップに関係するサービスの一時停止を決定しています。
被害者については公表日から個別に連絡を取り、説明と謝罪をする方針です。懸念発生の2021年5月6日から公表日まで3か月ほど経過した理由については、「対応準備を整えていた」と説明しています。
なお、同社はプライバシーポリシーに基づきカード情報とは別の顧客情報を取得していましたが、攻撃者は格納先のデータベースもアクセス可能な状態にあったことが確認されています。ただし、同社は記事発表時点でカード情報以外の流出は確認されていないとしています。
対象となるユーザー | 対象期間 | 対象件数 | 対象の情報内訳 |
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期間中に被害サイトでカード情報を入力したユーザー | 2021年2月15日~2021年3月19日 | 1,779件 | カード名義人名・カード番号・カード有効期限・セキュリティコード |
参照弊社が運営するオンラインショップへの不正アクセスによる個人情報流出に関するお詫びとご報告