画像:東京都より引用
東京都は2021年8月2日、都立高校の高島高等学校にて開催予定であった学校見学会に関するメールについて誤送信が発生し、学校見学会への参加を希望する中学校生徒および保護者らのメールアドレスが表示される事象が確認されたと明らかにしました。
東京都によると、高島高等学校では同校への入学を希望する中学生らを対象にした学校見学会を開催する予定でしたが、見学会の中止が決まったため、担当教諭は申込者らに向け外部一斉メールで中止連絡を発信しました。
ところが、この担当教諭が電子メールの送信形式を指定する際、本来「Bcc」で送信するよう求められているにも関わらず、「To」を指定するミスを起こしたとのこと。これにより送信先となった見学会申込者らの間でお互いのメールアドレスが公開されてしまう事象が発生。教諭は送信時ミスに気付いていませんでしたが、メールを受信した保護者から連絡が入り、事態が明らかになったとしています。
ダブルチェック取り入れ流出防止へ
東京都によると、同校では問題が発覚した後、誤送信先である178名に対して謝罪し、メールの削除を依頼しました。
また、東京都は今後の再発防止に向け、教職員への情報セキュリティ教育を徹底するほか、外部に向けたメールを扱う際は複数名で内容を確認することで、情報流出を不正で行くと説明しています。
なお、記事発表時点で流出したメールアドレスを悪用したと見られる被害は確認されていないとのことです。