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画像：株式会社日之出出版より引用

株式会社日之出出版は2021年6月10日、同社が運営するオンラインショップ「Safari Lounge」および「日之出出版公式ストア」が何者かのサイバー攻撃を受けたことにより、過去両サイトを利用したユーザーのカード情報が外部流出した可能性があると明らかにしました。

発表によると、同社が運営する両サイトにはシステム上の脆弱性が内在しており、攻撃者にこれを利用された形跡があるとのこと。同社は2020年5月27日にカード会社から両サイトから情報が流出した可能性がある旨の指摘を受けており、外部調査機関を通じて事実関係を確認したことにより判明したものとしています。

日之出出版社は情報流出の可能性を受け、両サイトからカード決済機能を停止する措置を下しています。また、流出対象者には情報拡散や不正利用を防ぐため、個別に注意を呼びかけている状況です。

対応準備整え公表遅れる

日之出出版社の発表によると、同社は記事発表時点から約1年前の2020年5月27日に情報流出の可能性を把握していながら、公表までに1年以上の時間を要しています。

同社は公表の遅れについて、「対応準備を整えていた」と説明。本来なら早期公表が望ましいとしていながら、不確定な要素を内包したまま公表し混乱を避けるために、必要な判断だったと説明しています。

なお、同社によると両サイトから流出した可能性のある情報は次の通りです。

Safari Loungeにおける流出懸念項目

日之出出版公式ストアにおける流出懸念項目

参照「Safari Lounge」への不正アクセス事象に関するお知らせ

参照弊社が運営する「日之出出版公式ストア」への不正アクセス事象に関するお知らせ