KADOKAWAの台湾子会社がランサム感染、情報流出の可能性|サイバーセキュリティ.com

KADOKAWAの台湾子会社がランサム感染、情報流出の可能性



画像:株式会社 KADOKAWA

出版大手の株式会社KADOKAWAは2021年6月4日、同社の海外連結子会社である「台灣角川股份有限公司(台湾角川)」が運用しているウェブサーバーが何者かのサイバー攻撃を受け、情報流出が発生したと明らかにしました。

同社によると、攻撃者はデータを暗号化し人質にするランサムウェアと呼ばれるマルウェアを利用して、同社サーバーを攻撃したとのこと。

同社は感染判明後、被害拡大を防ぐため被害を受けたサーバーを停止し、ネットワークを遮断する措置を講じましたが、台湾角川の公式サイトサービスに影響が生じ、一時停止に陥ったとしています。

日本法人への影響は確認されず

KADOKAWAによると現時点では、攻撃が台湾角川のサーバー内に留まっており、日本法人における被害は確認されていません。ただし、台湾角川のデータベースからは個人情報や企業情報が流出した可能性があるとしています。

なお、同社は今後の対応として、台湾の警察当局や関係各所に相談しているとのこと。調査の結果、公表すべき事実が判明した場合、改めてホームページなどを通じて知らせるとしています。

参照海外子会社サーバーへの不正アクセスについて


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