画像:佛教大学より引用
佛教大学は2021年5月10日、大学に所属する研究者らに向けて送信した、学術振興会の研究費関係電子メールにおいて誤送信が発生し、過去同大学に所属し研究費を受け取っていた研究者および取引先の個人情報237件が流出したと明らかにしました。
佛教大学によると、誤送信は同大学に所属する事務職員の手により起きたものです。
誤送信を起こした事務職員は2021年4月27日、学術振興会の2021年度研究費に関係する事務連絡メールを、学内の対象者に送信しました。ところが、事務職員は電子メールを発信する際、誤って2011年度の研究費に採択されていた研究者らの個人情報が記載されたエクセルファイルを添付していたとのことです。
修正メールを発信し、流出情報の削除を依頼
佛教大学によると、誤送信は発生後すぐに発覚したため、大学側は内容を修正した電子メールを再送信しました。また、誤送信先に個別に連絡を取り、該当ファイルの削除を依頼しているとのこと。
流出情報には氏名のほか、銀行口座番号などの金融情報も含まれていましたが、記事発表時点では不正利用などは確認されていません。
なお、同大学は今後、再発防止を防ぐために、メールを送信する際は複数名で情報流出につながるミスがないか、チェックする体制を構築するとしています。